現象はトップからのシフトダウンがうまくいかずにケーブルを張りすぎないと
シフトダウンしない。ケーブルを張りすぎるとシフトアップがもたつくので
シフトアップが正常な範囲で調整すると、トップからセカンドへのシフトダウンが
できないというもの。セカンド以降はそれなりのレスポンス。
懸念事項1.ティアグラハブ(FH-4500)を135mm軸を変えている。
懸念事項2.RD-4601がGSである。
懸念事項3.ディレイラーハンガーをアルミ製に変更している。
1.まずはアルミのディレイラーハンガーの曲がりを確認・調整したがNG。
2.ディレラーをオリジナルの鉄製に戻して確認・調整したがNG。
3.SL-4600を分解して仕組みの確認。単純なラチェット構造なので、
ここに問題がないと判断。
4.SL-4600の互換表を確認するとSL-4601 GSのサポート未記載なのでSSの
プレートへ交換したがNG。
ここでシフトダウンの仕組みを考えてみる。シフターがケーブルを引っ張っているだけ。
その引っ張り量はラチェット構造につき一定である。
RDに関してはもっと単純なフリー構造なので原因になりえない。
そうなるとトップの時が一番ケーブルが緩んでるわけなので、これの遊びがあるから
うまく引っ張れないと考えるしかない。
SL-4600のマニュルを確認すると気になることがかいてある。
● インナーケーブル内蔵フレームは、ワイヤー効率が悪くSISが働きにくいため、
ご使用できません。
内臓フレームではないものの、古い車両なのでね!
5.シフトワイヤーを直引きにしてみる。
アウター受けを4.2mmのドリルで穴を広げて4mmのケーブルを通す。
6.ワイヤーを適切な張りにしたら、トップからセカンドへのレスポンスは改善した。
シフトアップも問題なし。
RDはディレイラーハンガーが正常でトップとロー調整ボルトの位置が正常で適切な
ケーブルの張りがあれば、シフトはスパスパと決まると考えていたので、
今回の修理は時間がかかってしまった。
ケーブルの遊びという仮説に対する対応で結果が出ているから、これは直ったと
言って良いだろう。
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